ビスケのちょこっと日記 *英語と読書感想*

英語学習と、本・TV感想など。

言葉を発する人が誰かということ

テレビ番組「水曜のダウンタウン」(6月15日放送)で、

お笑い芸人の大吉さんが、グラドルのコメントを指示して言わせるという企画をやっていた。
お笑い芸人がイヤホンを通して何を言うか指示してあげれば、トークが不慣れなグラドルも笑いをとれるだろうという企画。
出演者も視聴者も、そういう企画だとは知らずに、
グラドルの鈴木さんの言動を見ていて、
番組最後に大吉さんが出てきて、ネタバラシという流れだった。
 
ネタバラシがされる前、グラドルのふるまいを見ていた私の正直な感想。
おもしろくない。
 
ネタバラシがあってから、グラドルの言動プレイバックを見た私の感想。
え、ちょっとおもしろいこと言ってたかも。
とか思い始める。
 
なぜこうも感想が変わるのか。
同じコメント内容であっても、
芸人(大吉さん)が言うかグラドル(鈴木さん)が言うかで、印象が大違いだろうと思う。
言い方も違っただろうし。
 
要素としては、
・場の流れに合わせてコメントを言う力
 (周りに合わせられるか)
・コメント内容にふさわしい表情、声のトーンやスピード、身振りをする力
 (どう表現するか)
・コメントするにふさわしい立場を築く力
 (発言者自身の持つ印象、性格、背景、人間関係作り)
 
といった感じなのかな。
 
これを見ていて、国語科の授業を思い出した。
自分の考えを書く・話すとき、「説得力のある意見」というのを目指す。
これが難しい。
例えば討論をするとき、
事前の意見をまとめるシートでは良いネタを持っていて、
他の生徒に影響を与えそうな意見を書いているのに、
いざ討論でその生徒が発言しても、
周りの生徒はその意見を重く受け止めないことがある。
それは、その発言者の言い方がうまくなかったり、
教員には良いネタと思われても生徒の心には響かないネタだったり、と理由は色々だが、
発言者のクラス内の立場によって、意見の受け止め方が大きく違うということがある。
クラスのリーダーだと思われている生徒が言えば、聴衆はそちらに流れ、
クラスで立場が弱い生徒が言えば、聴衆はあまり意見を聞かない、そういうことがある。
もちろん全員がそうではないが、それに面したとき、悩ましい。
国語科が目指す表現力って何だ、と思う。
言葉の力って、どこまでだ。
誰が言うかで意見の強さが変わるなら、言葉自体の力は小さいのか。
 
ま、教員の技術が高ければ、工夫次第でどうとでもなるのかもしれないけど。
(聴衆の意識を変えるチェックシートを作るとか。)
 
そんで、英語科ならどうなのか。
英会話教室で話しているとき、
いくら英語が流暢であっても、話している内容がつまらなければ、話を聞こうとは思えない。
英語の語彙が多くても、互いの文化的背景に理解を示した発言をしなければ、互いに誤解したままで、本当の意思疎通はできないと思う。
 
英語学習者がもし異文化交流を目的として英語を学ぶなら、
英語の文法や単語を学ぶことと共に、
自分の文化を自覚し、自分がどう見られるか、
異文化交流ではどういうアプローチが適切か、考えた方がいいのかな、と思った。
 
あの大吉さんネタバラシの瞬間は、おもしろかった。
似たような企画で、3分でまとまっているものがあったら、
授業の導入とかに使いたい 。
毎日どうでもいいこと考えてるなぁ、自分。
 
大吉さん大好きだから、
どうやってもひいきめに見ちゃうんだよなー。
 
 
【学習記録】
科目:異文化コミュ
時間:2時間
したこと:ノートまとめ
まとめた教科書範囲:Chapter9〜11
 
カモシュウ対策って正解が見えないからしんどい。
通信教育で「質問票」ってあるけど、
メールで科目担当教員に質問できるようにして欲しい。
ん?教員のメールアドレスって、探したらあるのかな。
 
 

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