ビスケのちょこっと日記 *英語と読書感想*

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【TV感想】「ノープライダーZ」お気に入りポイント30選〈NHK LIFE〉

NHK LIFE!(5月12日放送)でまた注目すべきキャラクターが生まれた。

その名もノープライダーZ。

 

コントのあらすじは、以下公式サイトを引用。

会社での飲み会。
おごるつもりが、手持ちが足りない。
偉そうに部下を説教した手前、割り勘にもしづらい。
その時、謎の光が部長を襲った。

 

ノープライダーZ 感想へとぶ。

 

過去のコント感想記事はこちら。↓↓

こんな長文記事を書いた自分にちょっとした狂気を感じたし、
こんな細かい感想記事、誰も見ないだろうと思った。
 

ところがGoogle Analyticsで見てみると、

「ノープライダー」で検索してきた方が80人いて、
LIFE(5月12日放送)の感想記事を見た方が350人いる。
 
これはLIFEの人気から、納得できる。
しかし納得できなかったのは、

「HOTなカマタくん」お気に入りポイント50選の感想記事を見た方が

48人いたことだ。

えっ……

正気?

 

まぁこれは記事をひらいただけで、最後まで読んだ方の人数とは限らないので、

きっと何かの間違いで記事をクリックしてしまったうっかりさんが48人いたということだろう。
 
そういうわけで、
この「ノープライダーZ」の感想記事も、
何かの間違いで読んでいただける方がいるかもしれないが、
コントの細かいところまで見て、きゃーきゃー喜ぶ私が書いた、
本当に冗長なレビュー(ネタバレあり)なので、
お好きな方だけお読み下さい。
 
(注)「ノープライダーZ」コントの感想ですが、
わたくしが極度のウッチャン好きですので、
どうしてもウッチャン中心の感想となってしまうこと、ご了承ください。
 

 

【TV感想】「ノープライダーZ」(5月12日放送)お気に入りポイント30選
 
1、センター分けの髪型と黒ブチ眼鏡
やや長髪のセンター分け、ウッチャン似合ってます。
いい感じに古めかしくて良いですね。
この変身前の髪型、けっこう好きです。 
 
2、部長のキャラ作り
仕草一つ一つが、知り合いの上司を思い出させます。
会社の上司(50~60代)が居酒屋でおごってくれるときの
「あぁ、いいよいいよ」
というちょっとものぐさな感じの言い方がデジャヴ。似てますねー。
ウッチャンは日頃から他の人を見てキャラ作りをしているのでしょうか。
座椅子から立ち上がるしぐさもいいです。
 
3、お金がないことに気付いての葛藤
本当のクソ上司なら、部下に「持ち合わせないから払っといて」と簡単に言うでしょう。
実はお金を持っていても部下に全額払っといてと命令する上司もいるかもしれません。
しかしこの部長は、プライドある部長なんです。
日本のおじさんは上下関係に厳しいだけでなく、部下への愛情も持っています。
説教がうざったいと思われているかもしれませんが、 
上司としてのプライドを持っているんです!
だからこその葛藤!
 
4、田中店長の驚き
田中店長、良いリアクションです。
よくぞ通報しませんでした。
突然の変態の出現にも柔軟に対応してくれてありがとう、田中店長。 
ひげがよくお似合いです。
 
5、目覚めの時のポーズ
ノープライダーZに変身後の地に伏せたポーズ、かっこいいです。
ヒーロー誕生への期待感が増します。
 
6、ノープライダーZのコスチューム
コスチューム、最高のバランスを誇っていますね。
胸にアルファベット、赤・青・黄色の配色と言えば、スーパーマンです。
ただしノープライダーZはいくつかのポイントで抜け感を出しています。
「抜け感」は今時のファッションにかかせない要素。
さすがノープライダーZ、流行をおさえています。
例えば肘と膝のプロテクター。
このプラス要素がいい感じにダサい。
手袋がちょっと大きめ。ダサい。
ブーツが中途半端な長さ。ダサい。
マントからのぞく二の腕。たぎる。
極めつけが、ハーフパンツ!
誰がウッチャンにこんな短いズボンをはかせようと思ったのでしょう。
その人、優勝です。(何の)
いい感じに白い足が見えて、いい感じに気が抜けます。
このコスチュームがこのコントのおもしろさの3割を占めていると言っても過言ではないでしょう。
 
7、天から光がさしたときのノープライダーZの顔
格好良すぎでしょう。
困りました。その場面でつい一時停止をしてしまいます。
変身後の髪型がいい感じに古くさくてかっこよくて、ヒーロー感が出ています。
前髪が少しだけたれているのがいいですね。
ちょっと色気を出したんでしょうか。昭和の色気ですね。
そして眼鏡が消えています。
変身前のダサい黒縁眼鏡と長い前髪から一転、
変身後は眼鏡なしと前髪上げですか。
このギャップ、ヒーローものとして基本をおさえてきましたね。
的確に私の心を握りしめますね。
 
8、天の声を聞いているときのポーズ
ジャッキー・チェンのポーズでしょうか。
キマっています。
そして、プライドを捨てることが、
いつの間にか人として乗り越えるべき高尚な試練であるかのように
聞こえてくる不思議。
内村部長も、力強くうなずいて、プライドを捨てる覚悟を固めたようです。
そして、この力強いうなずきの顔、
このかっこいい顔が、このコントにおける最後のかっこいい場面です。
これ以降、かっこよさは消えるので、見納めとして心に焼き付けましょう。
 
9、ジャンプしての登場シーン
いい年したおっさんが、ジャンプで個室に飛び入りです。
正気の沙汰ではありませんね。
先程までの部長の面影はゼロです。
 
10、部下への語りかけ
「おいお前達」
と呼びかけるノープライダーZの話し方が、完全に役に入っています。
もう彼は部長ではありません。
身も心もノープライダーZになっているのです。
声の出し方がたまらなくしぶいです。
話しながらポーズを取る仕草がキマっています。
かっこいいです。
先程まで説教をぐだぐだしていたおじさんは、もういないのです。
 
11、ノープライダーZの名言
LIFEの今日の名言に選ばれたノープライダーZの台詞がこちら。
私は一切傷ついていない
なぜなら私はノープライダーZだからだ!
この台詞の意味を考えてみましょう。
部長はついさっきまで説教をして、いわば上の立場から物を言っていたのですが、
今や部下から馬鹿にされることをしでかして、
部下から下に見られているわけですね。
部長の世代にとって、上下関係を守ることは何より大切なことだと言っていいでしょう。
上から下への転落、部長にとっては非常につらいことです。
 
しかし、部長は天の助けにより、このピンチを乗り越える手段を手に入れたのです。
それは、プライドを捨てるということ。
部長がノープライダーZに変身したからと言って、
部下の心が変わるわけではありません。
部長がスーツを着ていようと、黄色いマントをつけていようと、
部下が部長をどう思うかなんて、部長はコントロールしようがないのです。
部長が良かれと思ってやったことでも、部下に「良い上司だ」という高い評価が得られるかどうかは、部下の気持ち次第なのですから。
また、部長が割り勘だと言ったとしても、
部下は何とも思わないかもしれません。
しかし部長のプライドが割り勘を許せないのです。
部下の気持ちも部長のプライドも、部長のコントロールの範囲外になってしまいました。
そういったどうにもならないしがらみから、
ついに部長は抜け出したのです。
ノープライダーZに変身することによって。
その世俗からの離脱を宣言した台詞が、
この名言へとつながったのですね。
 
かるーく「今日は割り勘で!」と言って帰れば良かったのに、とお思いの方もいるかもしれません。
しかし部長はこういった深い葛藤から
ノープライダーZ変身のきっかけを得たのです。
彼の葛藤故の行動は、ここからが必見です。
ちなみに私だったらさっさと割り勘を言い出して欲しい派です。
いきなりマントつけて来られたら、上司とは次の日以降口をききません。
 
12、Zの腕の動き
力強い、まったくぶれない動き、さすがです。
 
13、5千円を表す手
財布に5千円しか入っていなかったというのは、今回の代金に足りなかったということですから、
普通わびしい思いを表すものですが、
このノープライダーZの手をひらいた状態で5千円を表す仕草は、堂々としていますね。
5千円しか持っていないことを責める気持ちがまったくわいてきません。
別のところにつっこみどころが多すぎますからね。
 
14、腰にこぶしをあてるポーズ
めちゃめちゃかっこいいですね。
ヒーロー感あふれてます。
堂々としています。
言っていることは
「割り勘にしてくれ!」
ですから、まったくかっこよくないはずなんですけど、
このノープライダーZはプライドがありませんから、
そりゃもう堂々としています。
すばらしい。
 
15、お金を表すノープライダーZの手
「お会計の総額が2万4千円だった」
と言うときのノープライダーZの手が、
説明をするのに一生懸命という感じがして愛おしいですね。
先程の5千円を表すときの手は、堂々としていたのですが、
今回の2万4千円を表すときは、
なんだかノープライダーZの
“お金足りないんだってばー!”
というせせこましい気持ちが見えてきて、愛を感じるのでしょうね。
そこからの
「1人あたり6千円でいける!」
というときの6を表す手は、勢いがあるんですね。
“お金を出してくれ!”
という強い思いが表れているんでしょうね。
 
16、「割り勘にしてくれ!」のポーズ(2回目)
このポーズをするときのノープライダーZの視線、
非常にまっすぐですね。
遠くの確かな目標を見すえていますね。
割り勘という目標ですかね。
 
17、計算ミスを指摘されたときの表情
杏奈ちゃんに、割り勘すら無理ですよと指摘されたときの声と表情。
瞳にともっていた強い意志は消え去り、
急に目が覚めたような表情へ。
情けない感じが顔と声から表れていて、
しかしポーズだけは胸をはったまま。
このギャップ、よいですね。
 
18、自分のミスを理解した表情
大きな叫びをあげ、音と光とともにノープライダーZは倒れます。
彼の最期の表情と動きは、どう見てもウルトラマンの怪獣が倒されたシーンと同じでした。
 
19、ノープライダーZαの誕生
アルファのときのポーズがキマっています。
ピンチこそ成長のチャンス、
ノープライダーZは進化したのです。
腰のベルトにシール貼っただけではありません。
きっと内面に驚愕の進化があるのでしょう。
見た目の変化はシールだけですが、きっと内面に変化が……
 
20、突然の土下座
ぴんと伸びた腕もすばらしいですが、
表情も見逃せません。
間延びした声とともに顔をふせますが、
その瞬間お調子者の顔が見えるので必見です。
 
21、一銭も払わない宣言
部長が部下に対して、
土下座しておごってくださいと頼む。
おごれ、という上からの命令ではなく、
土下座して頼むという姿勢が、
ノープライダーZのあり方です。
プライドをゼロにして困難に立ち向かうのが彼のやり方なのです。
真のプライドを持ったヒーローなのかもしれない、なんて思えてきました。
だいぶ毒されています。
 
22、靴箱への移動
頭をあげてから靴箱への移動、実に素早いです。
0,5秒もかかっていません。
 
23、靴なめ
舌の出し方がキュートです。
まばたきを何度もしながら、
何の屈辱も感じずになめています。
プライドがないので、何も失うものはないのです。
 
24、~もんという語尾
めまいがするほどゲスかわいいですね。
「だってノープライダーZだもーん」
と言いながら手をたたいて踊る姿は、
ゲスかわいいという新語を作りました。
体を横にかしげて「~もん」と言うなんて、
どう考えても煽りなのですが、
ゲスとキュートって共存できるんだなって知りました。
 
25、おごりが確定したときの舞い
いい年したおっさんがジャンプして喜ぶ姿、いかがですか。
「いやっほぉう!」「ラッキー!」
という喜びの声もチャラい。
ゲスかわ、でしょう。
私は何度も巻き戻して、繰り返しこの舞いを見ました。
中毒です。
 
26、「そんな目で見てもだめだよーん」
このおっさん、しゃべるとき動きをつけないとしゃべれないのか。
「ゼットアルファーだもーん」と言うとき、
最初の登場シーンより小ぶりにまとめた動きでしたね。
この場にいる杏奈ちゃんよりノープライダーZの方がかわいく見えてきましたね。
末期です。
 
27、タクシー便乗
そもそもの問題は、部下に割り勘を頼むことでしたが、
もはや彼にプライドはないので、
タクシーの便乗すら頼み始めます。
プライドがないので、
何でも口に出せるのです。
 
28、カバン持ち
部下のカバンを持ちたがる上司がいるでしょうか。
ところでこれが冬の居酒屋だと、
コートを部下に着せようとしていたかもしれませんね。
 
29、「全部靴なめようか」
傘貸そうか?と聞くテンションで、
靴なめようかと聞く人は彼以外にいませんね。
ノープライダーZは人間としてのプライドを持っていない存在なので、
彼は何でも聞けるのです。
 
30、ノープライダーZの靴は外用か内用か
靴全部なめる宣言よりも、
待って待ってと部下を追いかける姿よりも気になったのが、
ノープライダーZの靴問題です。
ノープライダーZの白ブーツは、外用なのでしょうか?
それとも室内用なのでしょうか?
個室の中でもブーツでしたし、
タクシーを追いかけるときもブーツでした。
ノープライダーZは土足であがりこんでいたのでしょうか。
タクシーを降りた後、外を歩いたそのブーツで室内に入ってしまうのでしょうか。
この問題、検証したいと思います。
 
部下の星野さんと杏奈ちゃんは、帰るとき靴を靴箱から取ってはいていました。
そのとき靴箱には、1つだけ靴が残されています。
この残った靴は、塚地さんか部長のものでしょう。
ノープライダーZ達が帰った後、店長は会計が終わったらしい伝票を持っているので、
塚地はもう店の外に出ていると推測します。
また、部長が変身前に会計をしようとしたとき、
靴をはく様子は見られませんでした。
靴箱のちょうど横に立って、靴をはかなくて良いスペースにいたようです。
つまり、靴箱に部長の靴が残ったまま、
ノープライダーZのコスチュームへと変身したわけです。
よって、ノープライダーZ一行が帰ったとき靴箱に残っていた靴は、部長のものだと推測されます。 
ノープライダーZは自分の靴を置いたまま、帰ってしまったわけですね。
 
さて結局のところ、ノープライダーZの白ブーツは果たして、内外どちら用なのでしょうか。
 
答えは、そのどちらでもないと思われます。
彼のブーツは、外用でも室内用でもありません。
きっとノープライダーZは、ドラえもん方式なのです。
ドラえもんは、外も室内も靴をはきません。
なぜなら地面から3ミリ浮いているからです。
少し浮いているので足は汚れず、靴は必要ないというわけですね。
ノープライダーZもきっと浮いているのだと思います。
地面からも、世間からも……。(うまいこと言った風)
 
***** 
 
最後の最後にすべって終わりましたが、
このノープライダーZ、ぜひ続いて欲しいです。
笑う犬でのセンターマンのように、
世間の小さな悩みを切って切って切りまくって欲しいです。
再登場を期待しています。
 
 いかれた長文、最後までお読みいただき、ありがとうございました。m(_ _)m 
 

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→6月16日「ノープライダーZ」第2回が放送されました!O(≧▽≦)O ワーイ♪

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