ビスケのちょこっと日記 *英語と読書感想*

英語学習と、本・TV感想など。

リポ/King Learにはフランス王ってイケメンが出てくるよ

今日はリポート書き1日目。
がしがし書くつもりが、参考文献読んでばっかで終わってしまった。
だってShakespeareって作品長いし多いし。
しかも困ることに、おもしろい。
 
verse(韻文)なので読みにくくて、
あんなん読む人の気が知れないと思ってたけど、
筋立てもキャラもおもしろいやんけー。
 
Shakespeareたんと私のなれそめは、
 
1、教科書の短い説明でイミフと思う。
2、あらすじをネットで読み、二転三転する山場だらけのストーリーに興味をもつ。
3、対訳を読み、登場人物の個性の強さに惹かれる。
4、挿絵を見て、登場人物の意外な姿に驚く。
5、解説書を読み、解釈の歴史的な変化にへぇ〜ボタン連発。
 
ってな感じ。
Shakespeareたんって、イマドキ男子じゃないから、いきなり古典から付き合い始めるのは、しんどいかも。
 
古典英語原文や(日本語の)文語の訳文を読むには、私の能力が追いついてなかったかな。
 
今日はShakespeare作品を読むばっかりになってしまったので、
ここで唐突に
本日のNo.1イケメンを発表します。
 
それは……
〜〜〜〜〜(ドラム音)
 
 
Cordeliaを嫁に選んだフランスの王ー!!!
 
(拍手)
 
このイケメンフランス王が出てくるのは『リア王』という作品。
 
イケメンが出てくる場面はこんな感じ ↓
 

リア王は年老いたので、3人の娘に財産を分配しようと考え、娘達に父(自分)への愛を語れと命じる。

上2人の娘は財産欲しさに父王への愛を大仰な言葉で語るが、末娘コーデリアは「何もない」と言う。

それは、自分の愛は言葉で飾り立てて語るようなものではないという意味だったのだが、リア王はその末娘の愛を理解せずに怒り狂う。

忠臣がいさめるのも聞かず、リア王は末娘を勘当してしまった。

 

イケメンが登場するのはここから。
末娘には婿候補が2人いた。末娘は王に最も愛されており、財産分与も上の姉達より優遇される予定だった。
婿候補達は当然その寵愛を知っており、持参金を期待していたはずである。
しかしリア王は末娘を勘当したと言う。
そしてリア王は問う。
末娘は持参金がないが、それでも妻にしたいか、と。
 
1人目の婿候補バーガンディ公爵は、持参金がないなら話が違うと返答。
 
なんつー男だ。
末娘、告白もしていないのにフられた感じになる。
父に縁を切られ、婿候補にフられたコーデリア
貧乏生活へ一直線!
 
しかしそこに現れるのが、2人目婿候補フランス王。
彼はバーガンディ公爵の金目当て発言のすぐ後に、うるわしのコーデリア(Fairest Cordelia)!とコーデリアの実直な美しい心を褒め称える。
 
ここまでの登場人物はほぼ全員、コーデリアの美しい内面を理解していない。
しかしフランス王だけがコーデリアのあり方を認め、その美しく気高い心こそが価値ある持参金だとして、フランスの王妃にふさわしいと言う。
 
こうしてコーデリアはフランス王妃になり、そのことは物語後半に伏線回収されるのだが、そこは置いといて。
 
フランス王、かっこよくない!?
イケメンじゃない!?
 
コーデリア、フランス王がいなかったらみじめな生活送ってたと思うよ?
フランス王妃になれて、一発逆転だよ。
いや、コーデリアとしては最愛の父親に理解してもらえないまま別の国へ嫁ぎ、会えなくなっちゃうわけだから悲しいんだろうけど。
こんなイケメンと一緒になれるんだから、幸せな結婚生活が送れるんじゃないかなぁ。
あーフランス王、イケメンだわー。
女の内面認めて嫁に来いっつーイケメンでありながら、王族。夢のプリンスやー。あっ、キングか。
そんでプロポーズの言葉に「あなたは今日からフランス王妃だ」って言えるの、王様だけだからね。かっこいーわー。
 
 
とまぁ、リア王のメインではない人物に注目してみました。
この持参金のなさにいっそう庇護欲をそそられる男というのは、源氏物語の帝と桐壺女御を思い出したけど、まったく状況が違うなぁ。
どちらも女の持参金を目当てとせず、違うものを求めて嫁にしたというのは同じなんだけどね。
 
ところで忠臣ケントもいい奴だけど、ここでは見せ場がなかったので次点かな。
 
はー。リポートと関係ないとこばっか妄想がふくらむわー。
 
 
【学習記録】
科目:英米文学概説(分冊2-6日目)
時間:3時間30分
したこと:参考文献読みとリポート書き
 
要点の箇条書きだけで1000字超えてるんだけど。どうやって2000字におさめるんじゃい。
 
 
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